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【エシカルレポート2022】人気のエシカル商品ランキングTOP10発表 流通額3年で約4倍 エシカル商品販売メーカー7割が販売拡大に意欲的

2022年12月9日 スーパーデリバリーラクーンコマース

~アップサイクルや紙製ハンガーの利用などサステナブルな取り組み広がる~


株式会社ラクーンコマース(本社:東京都中央区、代表取締役社長:和久井 岳)が運営する卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」は、近年注目度が高まっているエシカル商品の販売動向や人気ランキング、メーカー各社の環境保全のためのサステナブルな取り組みなどをまとめた「エシカルレポート2022」を発表しました。

【全体のサマリー】
●エシカル商品を販売しているメーカーのうち、7割が商品の販売を拡大する意向
●卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」でのエシカル商品の流通額は3年間で約4倍に
●人気商品ランキング1位はフェアトレードチョコレート、次いで2位リサイクルデニム、3位バスバッグ
●コーヒーの豆かすを使用したタンブラーや、食品に適さないお米を使った定規などユニークな商品も多数登場
●エシカル商品の取り扱い以外にも、メーカーはアップサイクル紙製ハンガーの利用などサステナブルな社会に向けた環境保全に取り組む

■エシカル消費に対するメーカーの意識変化
今年5月、中小メーカー勤務者を対象に「エシカル商品の製造・卸販売に関する実態調査」を実施したところ、エシカル商品を販売している中小メーカーは全体の4割と半数に満たないものの、そのうち7割は販売拡大意向であることがわかりました。また、雑貨や飲食料品など身近な商品を中心に、商品ジャンルが多岐に渡る結果がでており、さまざまな角度から消費者の生活に浸透していくことが予想されます。

【調査結果】(一部抜粋)
●エシカル商品を販売している/販売予定のメーカーは全体の4割(41%)
●販売商品のジャンルは「雑貨」「食品・飲料」「アパレル」が上位に
●エシカル商品の販売に至ったきっかけは「エシカル消費への興味・関心があった」と「社会や環境に配慮する消費者意識が高まったと感じた」がいずれも4割前後
●エシカル商品を販売中のメーカーのうち7割(70%)が、販売数や商品ラインナップを拡大意向

*「エシカル商品の製造・卸販売に関する実態調査」(当社リリース)https://news.raccoon.ne.jp/press/2022/5547/

【エシカル商品の流通額比較】
「スーパーデリバリー」では、2020年4月からサイト内に「エシカルコレクション」という特集ページを開設しました。食品や雑貨、アパレルを中心に、フェアトレード商品、支援・寄付につながる商品、環境への配慮商品(リサイクル、脱プラスチック)、オーガニック商品(コットン・リネン、食品、コスメ・日用品)、ヴィーガン商品など多岐にわたる商品を取り扱っています。

新型コロナウイルスの影響を受ける前の従来のエシカル商品の流通額と、現在のエシカル商品の流通額を比較すると、3年で約4倍に増加しています(2019年5月~10月と2022年5月~10月の比較)。サステナブルな社会に向けた動きが広がりをみせるなか、エシカル消費への注目度も上がってきていることがうかがえます。


■人気商品ランキングTOP10

ランキング抽出期間:2022年10月4日~17日(「エシカルコレクション」特集企画開催期間)

「スーパーデリバリー」で購入された人気のエシカル商品TOP10では、食品、アパレル、雑貨、日用品など幅広い商品がランクインしました。商品はデザイン性や実用性が高く、内容はフェアトレードや廃棄削減、資源の再利用、脱プラなど多岐にわたります。商品の製造・販売過程においてエシカルな取り組みがされているだけでなく、ポイントを集めることによるカカオ農家への支援や、売上の一部が寄付される仕組みなど、購入後にも付加価値が感じられるものもありました。

■ランキング以外のユニークなエシカル商品

■メーカーの取り組み事例
エシカル商品の取り扱い以外にも、メーカーはサステナブルな社会に向けたさまざまな取り組みを行っています。(一部抜粋)

●間伐材の有効活用
●植林
●売上の一部を人材育成や環境保全のため寄付
●プラスチックハンガーを紙製ハンガーに変更
●過剰在庫を削減
●リサイクル糸、オーガニックコットンといった環境配慮の糸を使用
●バイオマスOPP袋を使用
●水の使用量が少ない染色加工を実践
●ヴィンテージ着物や余剰生地のアップサイクル
●資材の利活用、必要な人への譲渡
●子供たちに向けて廃棄問題に関するワークショップの開催

■「スーパーデリバリー」が行うエシカル消費を推進する取り組み
「TOKYOエシカルアクションプロジェクト」への参画
東京都が開始した「TOKYOエシカルアクションプロジェクト」に参画し、エシカル消費を推進するパートナーとして、人や社会、環境のための普及啓発を行っていきます。
当社リリース:https://news.raccoon.ne.jp/press/2022/6066/
プロジェクトURL(東京都):https://ethical-action.tokyo/

エシカル商品に関する特集企画「エシカルコレクション」
「スーパーデリバリー」のサイト内で、商品紹介や動画配信のほか、実際にエシカル商品を販売する小売店へのインタビューコンテンツ・売り場づくりに役立つ情報の発信などを行っています。
特集ページURL:https://www.superdelivery.com/p/do/psl/?ts=ethicalco&vi=1
対象商品:フェアトレード商品、支援・寄付につながる商品、環境への配慮商品(リサイクル、脱プラスチック)、オーガニック商品(コットン・リネン、食品、コスメ・日用品)、ヴィーガン商品

■参照
◇「エシカル商品TOP10」商品紹介

1位 フェアトレード&オーガニックチョコ ミルク(出典企業:ピープルツリー)
日本のフェアトレードチョコレートの先駆け的存在。すべての素材がフェアトレード&有機原材料で、働く人を支援し、環境にも配慮しています。さらに、包み紙にあるカカオポイントを集めて応募すると、カカオ農家をサポートできます。カカオ生産地への苗木の寄贈や、有機農業の発展のための技術開発に役立てられています。
●カカオ分量:約32%以上 ●有機JAS認証取得 ●スイス「Bio Suisse」のオーガニック認証取得 ●EU有機認証取得 ●原材料:有機黒糖、有機ココアバター、有機全粉乳、有機カカオマス、有機粉状ヘーゼルナッツ ●生産国:スイス

2位 リサイクルデニム スカート(出典企業:佐藤安商店)
デニムの裁断の際に余ってしまう、本来廃棄される端切れの生地を糸にし、その糸からできた生地を使用。ブルー・ネイビー・ワンウォッシュ・ユーズドグレー・ワンウォッシュブラックの5色展開。専門の検品工場で一品一品検査して合格した商品です。
●生産国:中国 ●素材・成分: (本体)綿 76% ポリエステル 22% ポリウレタン 2%

3位 森たち・花たちバトンバスルーム【バスソルトと天然由来成分のバスバッグ】(出展企業:チャーリー)
6種すべて環境に配慮した印刷を行う認定工場を選択し、基準にそった工程や資材・インクを使用。GPマークの表示つき。売上の一部は、漆や和紙・木工品などの工芸品づくりを通じ、日本の森林や里山を守る活動を行う「工藝の森」に寄付されます。また、うち3種の「森たち」については、日本の伝統工芸・木桶職人の工房で使用される国産木材のかんなくず(木材チップ)に森の天然精油・エキスを配合しています。
●内容量:30g ●サイズ:120x5x150(mm)

4位 超軽量24本骨傘 江戸(出典企業:SMV JAPAN(mabu事業部)
傘メーカー「SMV JAPAN」が手掛けるブランド「mabu」では、資源回収されたペットボトルから作られた「RPET(アールペット)」というリサイクル生地を使用することで、生地生産時のCO2排出量は従来生地比77%の削減となっています。また、ごみの削減、焼却時に発生するCO2の削減、生地の原料となる石油資源の節約にもつながっています。
●親骨サイズ:約60cm/24本骨 ●傘の直径:約103cm ●重量:約470g ●生産地:中国 ●素材・成分:ポリエステル100%、グラスファイバー、アルミ、合板

5位 オーガニックコットンブレンド ヘリンボーンハイネックワンピース(出典企業:ピープル)
無農薬栽培の人や環境に優しいオーガニックコットンがブレンドされたエシカル素材で作られたワンピース。(※掲載終了商品)

6位 テオリウール2トーンショール(出典企業:sisam(シサム工房))
インド有数の歴史と実績のある「サシャ」というフェアトレードNGOで作られたフェアトレード商品。サシャは市場の開拓やデザインの開発に力を入れ、技術指導や金銭的な支援も行いながら地域伝統の手工芸品の復興支援に取り組んでいます。ウール 100%の手織りで、ふっくらふわふわな手触りながらも、かさばらない厚みが嬉しい一枚です。●サイズ:70×180(mm) ●生産国:インド ●素材・成分:ウール

7位 リューズガラスTEA(出典企業:志成販売)
リューズガラスとは、再利用されたガラスのこと。一般的には「リサイクルガラス」や「再生ガラス」とも呼ばれ、一度は捨てられたり不要になったガラスをリサイクルして使っています。ひとつひとつが職人たちの手によるハンドメイドで、炉で溶かしたガラスを竿ですくい取り、型の中で息を吹き込みながら作る「型吹き成形」という技法で作られています。
●サイズ:(L) Φ9.5×9cm/(S):Φ8.5×7.5cm ●容量:(L)250ml/(S)150ml ●生産地:ベトナム  
●素材・成分:RECYCLE GLASS(リサイクル ガラス)※コーラ瓶等を再生

8位 小さなカゴのガーランド(出展企業:ピープルツリー)
バングラデシュで魚を取る際に使用する道具がモチーフになった人気のガーランド。竹と籐を用いています。ベンガル語で「自然」という意味を持つ、フェアトレード団体「プロクリティ」がつくりました。プロクリティは、現在、8つの生産者団体を傘下に持ち、それぞれの団体の持つ伝統技術を用いるなどバングラデシュの文化資産を広めながら、自然資源を使った環境にやさしいハンドメイド製品を生産しています。
●サイズ:長さ約150(cm) ●素材:竹、籐 ●生産国:バングラデシュ

9位 プロビオス オーガニックフルーツスプレッド(出典企業:nakato)
【ブランド紹介】
プロビオスは1978年創業のイタリアのオーガニック食品ブランド。オーナー夫妻が日本でマクロビオティックを学び、有機食品の開発をはじめたフィレンツエに拠点をおく大手有機食品メーカー。使用する原料は主にイタリア産の有機栽培されたもののみ。
●内容量:220g ●原産国:イタリア

10位 ハンドクリーム(出典企業:AROME RECOLTE)
植物由来成分100%で、環境にも配慮し商品のプラスチックをなるべく削減、アルミチューブを使用し、環境に優しく品質も保ちます。外装パッケージには、プラスチックではなくストーンペーパーを使用しています。
●サイズ:本体:H149×Φ50mm ●容量:30g ●生産地:日本

◇「ユニークなエシカル商品」商品紹介

(1) ザ・タンブラー(コーヒーグラウンド配合)(出典企業:内海産業)
本来であれば廃棄されるはずの、コーヒーを抽出した後に残る豆かすを使用すること(リサイクルコーヒーグラウンド)で、廃棄物の削減や合成樹脂の使用量を抑えた商品です。
●サイズ:Φ8.5cm 高さ15.5cm ●容量:400ml ●生産国:中国 ●素材・成分:本体・フタ/ポリプロピレン(コーヒーかす配合) パッキン/熱可塑性エラストマー

(2) 漁網リサイクル シーマグネット(出典企業:SPACE JOY CORPORATION(スペースジョイ))
2004年設立のタイのブランド「QUALY(クオリー)」。廃棄された漁網を使用したマグネット。パッケージも含め全て100% RECYCLABLE(再利用可能)。
●生産国:タイ ●素材・成分:Recycledナイロン※魚網を再利用、マグネット

(3) お米からできた定規(出典企業:ナノプラン)
食品に適さないお米で作られた定規。
食用には適さないお米を、新しいテクノロジーでプラスチックへと変えた日本発のバイオマスプラスチック=「ライスレジン」で作られています。
●サイズ:16×5×0.2cm(目盛15cm) ●生産国:日本 ●素材・成分:ポリプロピレン・ABS樹脂

(4) バイオマスプラスチック ペンスタンド(出典企業:セキセイ)
環境に配慮したバイオマスプラスチックを使用したペンスタンド。農業廃棄物となるお米のもみ殻を配合することでプラスチックの使用量を減らし、CO2の削減に貢献しています。
●サイズ:104×81×81mm ●生産国:日本 ●素材・成分:本体材質:PP、もみ殻 連結ビス材質:PP 見出し材質/紙

■参照
スーパーデリバリー https://www.superdelivery.com
メーカーと小売店やサービス業などの事業者が取引する卸・仕入れサイトです。商品掲載数は約140万点。メーカーにとっては、地域を超えた30万店舗への販路拡大ツールとして効果を発揮し、小売店にとっては3,000社を超える出展企業とインターネットを通して取引でき、仕入先を大幅に拡大することが可能です。またコストや手間、リスク等を解消し効率的な取引を実現します。第1回日本サービス大賞にて地方創生大臣賞を受賞。(数字は全て2022年10月末時点)

■会社概要
株式会社ラクーンコマース
代表者:代表取締役社長 和久井 岳
所在地:東京都中央区日本橋蛎殻町1丁目14番14号
設立:2018年11月
資本金:300,000千円
株主:株式会社ラクーンホールディングス100%
URL:https://commerce.raccoon.ne.jp

株式会社ラクーンホールディングス
代表者:代表取締役社長 小方 功
所在地:東京都中央区日本橋蛎殻町1丁目14番14号
設立:1995年9月
資本金:1,858,107千円(2022年10月31日現在)
株式:東京証券取引所プライム市場上場 証券コード3031
URL:https://www.raccoon.ne.jp

■報道関係者からのお問合せ先
株式会社ラクーンホールディングス
広報 大久保・矢次
pr@raccoon.ne.jp

■サービスに関するお問合せ先
株式会社ラクーンコマース
プロモーション担当 霜越
contents@superdelivery.com

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